昨日、2020年4月の情報処理技術者試験の中止が発表されました。
一方、同月の数学検定は予定通り実施するとのことです。
思い切った判断だなと思いますが、不参加の人も増えそうな予感。
2020年4月の数学検定の個人的見通し
2020年4月の数学検定(特に1級)はおそらく受験者(特に新規の人)が増えるだろうなと個人的に予測をしておりました。
その理由は以下の2つのとおりです。
最年少合格記録の更新による知名度、ブランド上昇
2019年10月の数学検定1級で最年少合格記録が9歳に更新されたことがニュースになりました。
これによって数学検定(特に1級)の知名度やブランド力が向上するのではと予想しております。
AI、データサイエンスブームによる数学の重要性の普及
時代の変遷を受けてAI教育、データサイエンス教育を拡充したり、新学部の新設をしたりする大学が増えております。
最初に情報処理技術者試験が中止といいましたが、基本情報技術者試験でも2020年4月にPython追加、アルゴリズムとプログラミングの配点増加、理数能力を問う問題の増加など、数学のセンスが従来よりも重宝される時代が着実にやってきているという実感があります。
上記の数学検定の知名度等向上とあわせて、受験者や合格者は増えるだろうなという予想を立てておりました。
向かい風要素
一方、向かい風的な要素もあります。
以下の2つです。
受験料の値上げ
私が2019年4月に数学検定1級に合格した時は、受験料は5000円でした。
安いですね。(社会人による視点)
同年6月から5200円、さらに2020年4月から7800円に値上げされました。
生徒、学生にとっては、なかなか受験を戸惑いかねない要素だと思います。
英検もTOEICも2020年4月から値上げしているので仕方ないことだと思いますが。。。
理由は物流コスト、ITコスト、人件費、会場確保費用、セキュリティコスト増加と、資格試験ならだいたいどれも共通点が一緒の模様。
(数学検定の場合は経営や資金繰りがよろしくなさそうな文面でしたが、上に書いた追い風の部分でいかに信用を築いていけるかがカギだと個人的に思っていたり)
「安いから」という理由で気軽に受けていたという人や、リピーターとして受けていた人は減るのではと思います。
各自の判断で休む人が増える
この状況ではそうなる人が多くても仕方がないと思います。
もし会場に行って感染者が出たとしたら誰の責任になるんだろう?と思ったりします。
協会か、それとも個人の責任か。
追記:やはり中止になりました。仕方ないね
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