タイトルのとおりです。
2022年(令和4年)秋期の、応用情報技術者試験の合格者の午後問題選択割合を調べてみました。
データの収集はTwitterで行いました。また、合格者のデータのみをカウントしております。
調査結果
205人分調べました。1人4問選ぶので合計数は820となり、一様ランダムなら大問1問あたり82人となります。多く選ばれた問題は暖色、少ない問題は寒色です。
母集団が合格者、Twitter上、選択した問題が分かる画像ツイートをした人に偏っております。ご了承ください。
問題番号 | 選択問題 | 人数 |
問2 | 経営戦略 | 85人 |
問3 | プログラミング | 88人 |
問4 | システムアーキテクチャ | 82人 |
問5 | ネットワーク | 96人 |
問6 | データベース | 51人 |
問7 | 組込みシステム開発 | 148人 |
問8 | 情報システム開発 | 48人 |
問9 | プロジェクトマネジメント | 57人 |
問10 | サービスマネジメント | 66人 |
問11 | システム監査 | 99人 |
合計 | 205人×4問 |
考察
明らかに問7:組込みシステム開発が人気過ぎる。原因はおそらく難易度格差
筆者も組込みシステム開発をもとから選択するつもりで勉強し、当日に実際に選びましたが、非常に素直な問題(該当部分を問題文から引っ張ってくるだけで解ける)が多く、簡単で所要時間もかなり短かったです。
Twitterでも試験終了直後に「簡単すぎる」「問題文に答えがそのまま書いてある」「安直すぎて逆にこれで合ってるのかと不安になった」と話題になっていました。
組込みシステム開発自体、イメージがしやすく割と理解が進みやすい分野ではありますが、これほどの人気は今回(令和4年秋期)特有のものだと思います。今回これを選んだ人は非常にラッキーだったと思います。
次点で人気の問11:システム監査、ネットワーク
問11:システム監査は問7:組込みシステム開発ほどではないですが、Twitterで優しめだと話題になっていました。
平均的な選択割合の問2:経営戦略、問3:プログラミング、問4:システムアーキテクチャ
難易度的にもそれなりだった問題かと思います。きちんと対策してきた人ならそれ相応にできる真っ当な難易度かと思います。
若干少なかった問6:データベース、問8:情報システム開発、問9:プロジェクトマネジメント
年と回によって良く変わるので一概には言えないですが、今回は少なめでした。
まとめ
ある程度過去問を見たりして自分ができそうな問題を5-7問ほど見つけておき、試験本番で問題との相性、難易度、試験時間前の解答用紙で多肢選択式と記述式のどちらが多いかを見て選択問題を決定するといいと思います。
専門的な学習がいることの多いプログラミング、ネットワーク、データベース、情報システム開発は事前の対策が重要ですが、巷で「国語の問題」(問題文から該当箇所を見つけることで解けることが多い)ともいわれるプロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム監査などは当日の問題を見て柔軟に大問を選ぶことも他よりやりやすいので、大雑把にでも事前に慣れておくと本番の大問ごとの難易度格差という不確定要素にも対応しやすいと思います。
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