筆者は最近AviUtlで動画投稿のための編集作業時に色、文字を変化させるのが必要なことが多いので、忘れないように今一度まとめました。
まずはサンプル画像を。
このように色付きの文字、サイズの違う文字を出力するためには下記のようにします。
作業環境
右上:AviUtl本体
下:AviUtl拡張編集(拡張編集を導入していれば、設定、編集で「拡張編集」とあるのをクリックで出ます)
左上:テキスト(下の拡張編集で右クリック→メディアオブジェクトの追加→テキストで出ます)
テキストをいじるには、左上のコマンドでいろいろ作業します。左上を拡大してみます。
一番下が、入れたい文字を入れるところ。
その1つ上が、左から文字のフォント、影付きor縁取りのオプション、文字の位置や並びのオプション。
YouTube用などに動画のサムネを作りたい場合、影付き文字or縁取り文字にした方がいいでしょう。
追加のオプション(というより色付け)は左上。
右上の+は、この図にない機能をプラスするためのものです。
代表的なのはインターレース解除(動画が繊維みたいになっているやつを直す)、アニメーション効果(文字をアニメみたいに動かす)など。
一番下の部分はコマンドを入れることもでき、たとえば下のように打つと、
<#ff0000>あか<#> <#00ff00>みどり<#> <#0000ff>あお<#> <#00ffff>みずいろ<#> <#ff00ff>むらさき<#> <#ffff00>きいろ<#> <#ffffff>しろ<#> <#000000>くろ<#> <s48>おおきい<s> ふつう <s20>ちいさい<s>
このような冒頭の出力になります。
また、これは「縁取り文字」です。縁の色は黒です。
一般化すると色、サイズ変更は以下のようになります。
色の変更
<#000000>と<#>で、色を変更したいテキストを囲みましょう。
数字は16進法で0~f を6つ。先頭から2つずつ分、左からR, G, B(赤、緑、青)の強さを調節します。要するに光の三原色です。
例を示すと下の通りです。
<#ff0000>あか<#> <#00ff00>みどり<#> <#0000ff>あお<#> <#00ffff>みずいろ<#> <#ff00ff>むらさき<#> <#ffff00>きいろ<#> <#ffffff>しろ<#> <#000000>くろ<#>
水色、紫、黄色はシアン、パープル、イエロー。絵具の三原色です。
文字サイズの変更
<s48>と<s>で、サイズを変更したい文字を囲みましょう。
sの次の値とサイズは比例しています。
何も書かない場合は先ほどの左上のコマンドの「サイズ」で設定されている値になります。(今回は34)
例を示すと下の通りです。
<s48>おおきい<s> ふつう <s20>ちいさい<s>
なお、色を変更するスクリプトなど、他のものと重複可能です。
最後に
一応最も基本かつ使用頻度の高いものとしては以上の通りです。
1つのテキストオブジェクトごとに統一する場合はコマンドから操作した方がいいかもしれないですが、テキスト列中の一部分だけを変える場合に以上のスクリプトが役立つでしょう。
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