本記事では、ピクミン2において標準的な壁を壊すためにかかる時間を数式で求めます。
基本知識
標準的な壁
本記事でいう標準的な壁とは、1段階あたりHPが4000、それが全3段階ある壁のことです。
ピクミン2本編の地下の壁の大半がこのHP4000 × 3段階の壁となります。チャレンジモードの壁も一部除いて「標準的な壁」です。壁の色は関係ありません。
標準的ではない壁の例
本編地上
本編地上は多めでねむりの谷の最初の壁、めざめの森の最初の壁などたくさん。
本編地下
ヘビガラスの穴3階、夢の穴6階、百戦錬磨の穴9階など、たくさん(のぞみの大地は多め)
極端に少ないのは水中の城5階、シャワールーム7階(HP100 × 3)
チャレンジモード
コンクリート迷路、どっすん迷路など主にピクミン数が少ないステージのものなど
作業時間
結論をいうと、HP4000 × 3段階の壁を壊すのにかかる時間はおよそ
800/P + 2.6 [s]
です。ただしPは作業効率に基づいた重み付きのピクミン数で、紫1匹あたり2、赤1匹あたり1.5、その他は1、ゲキカラ中のピクミンは一律で2。
また、上の式はピクミンが壁の作業に着手した瞬間からテンレンレン♪がなる瞬間までの時間です。
後ろの2.6は何なのか、ということですが壁が一段階崩れて次の段階に移行するときのモーションにかかっている時間の蓄積と考えられます。
実験データ
上の式を求める過程のデータやDiscordのディスカッションのスクリーンショットは以下の通りです。
c は正確には次の段階に移行するときに壁が1段階カタカタ崩れるときのモーション時間で、ピクミン数に関わらず一定の値となる部分のことです。(発言内容からこの時点では正確に定義等できていなかったっぽい)
あのひとの庭の壁で実験し、作業時間をHP/P + c と仮定。
HPを定数、cを未知変数としてPが5, 10, 20のときの作業時間を計測して上の通りになったものを代入して連立方程式を解き、c≒2.6となりました。
ピクミンの壁への作業は壁のすぐ近くで解散して行わせており、小数点以下までの有効数字が保証できるかは不明ですが、cは大体2.5-3.0、余裕を持たせるなら3.0前後考えればいいでしょう。
その他
HP4000 × 3段階の壁の作業時間が800/P + 2.6 [s] だったということは、c が壁のHPによらない場合は(HP/5)/P + 2.6 [s] になるでしょう。
水中の城5階、HP100の壁を青ピクミン1匹だけで壊すのには23-23.5秒くらいでした。(どのタイミングで計測開始するかでc が異なる)
間欠泉や水蓋は大抵HP4000が1段階のみ、叩く頻度も壁といっしょなのでこれらは約267/P [s] です。チャレンジモードで考える場合は1カウント=2秒なので133/P [count] です。
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