2022年12月30日 06:30-07:50くらいにRTA in Japan Winter 2022でピクミン3 デラックス「All Fruits」をプレイし、1:08:58で100%クリアをしたiid01です。
忘れないうちにいろいろ書いておきます。
配信ダイジェストはこちら:ピクミン3 デラックス – RTA in Japan Winter 2022
出場のきっかけ
単純に自分がやりたかったから
※2020年夏にピクミン2 お宝全回収で出場した時は
- ピクミンシリーズの「やり込み攻略の世界」および、その奥深さを布教するため
- 誰かが楽しんだり喜んでいるのを見るため
という、いかにも他人に受けそうな理由を持ち出していたものの、結局は自分本位な理由が大きかった(というより、そうでないと続かない)
自分本位の理由と他者本位の理由の両方をバランスよく持っている人が状況にかかわらず長続きして理想なんだとは思いますが、いくら建前ではきれいごとを並べようが、結局最後はこれではないかと思います
申し込みや事前準備など
申し込み
ピクミンシリーズトリロジーリレー「Any%」と、ピクミン3 デラックス「All Fruits」で応募しました。前者はWR、後者は応募時点でのWR(選考中に更新される)でした。
2020年夏以降、動画の長さゆえか落選が続いていたので、選ばれるとしたら長さがちょうどいいAll Fruitsだろうな、とは予想していました。
採択、事前準備
ピクミン4の発表やグッズ発売、ローソンコラボ等とタイミングが合わさるかのように、ピクミン3 デラックス「All Fruits」が採択されました。
立候補された解説者の方の予習、台本作成のために、あらかじめ投稿してあったゆっくり解説動画、バグ技解説動画を流用。(言語化して動画等に落とし込んでおく作業は他プレイヤー、視聴者だけでなく、こういった立場の人にも役立つことを実感しました)
解説者との打ち合わせで、えぬわたさんの台本の完成度の高さ、TELさんとえぬわたさんの事前予習(ゲームのRTAルートをなぞる事前調査プレイ+解説台本練習)の熱心さを見て、「あ、これは完全に解説部分はお任せして大丈夫だな」と頼もしく思い、ほぼ完全に分業して自分はプレイだけに集中することを決意できました。
(実際、本気でプレイに集中すると、喋れるのは精々プレイの内容や良しあしくらいになってしまいます。分業することで、自分が真剣にプレイだけに集中することがかえって解説者や視聴者のためになると思いました)
また、スポンサーの無敵時間様からジャージやステッカー、レッドブル様からレッドブル24本をいただきました。感謝。
練習
本番の2週間前くらいから、Twitch、YouTube Liveで練習(完走重視)を行いました。
- 細かい短縮、ルート改善の積み重ね
- 想定されるミス、遅延要因をとことん洗い出し、それらを想定してのリカバリー策や安全策の考案、検証、実践
などを繰り返しました。
本番前
前日22時に起床し、そのまま食事や入浴などを済ませて区間練習をずっとしておりました。
早朝なのでヒーターをつけていても手が冷えて、序盤は入力操作が鈍くなる場面もありました。
出番の30分前にDiscord上で呼ばれ、配信テスト。
ヘッドセットを持っていたものの、音声が聞こえなかったのでチャットで対応(←後に筆者のDiscordの設定ミスということが判明)。カウントダウンもチャットに。
プレイ中に思ったこと等
ゲーム内の日にちごと
1日目
- 5ペレットの回収タイミングが難しく、ねじ込み失敗で笛連打(筆者の笛連打は、大体GABAった合図)
2日目
- チャッピーに突撃しつつ壁が開くところ、現地沸いているかなー
- 携帯電話の加勢がうまく行かず日没死した以外は順調
- チャッピー突撃からの壁破壊→岩に出会いに行く、ヨロヒイモムカデの運も良かった
3日目
- オオバケカガミ1回目でHP半分以上残って不安だったのは解説者と同様
- 2回目でギリギリ削れて安堵も解説者と同様
- 電気壁のつけ方が悪く、詰まってしまってサボりが出て待ち時間が長くなったので「早く早く」と言わんばかりの笛連打
4日目
- ここまで日没死2匹までならほぼ影響なし
- 解説者が「一方その頃」ラッシュをする中、ブリコが高確率で妨害する位置まで来ていることを懸念。実際にマンゴスチンが回収されず、7日目に課題を残す
- オオスナフラシの突撃は位置をミスすると犠牲が出て数分のロスになるので集中
- レモンがきちんと掘れたかの懸念はあった(実際は掘れていなかった)が、それ以外は練習通り、順調
5日目
- 本番5日前に習得した「羽ピクミン増殖バグルート」を順調に、最速のハスまで進める
- ボス戦前の2連壁抜けは順調、練習通り
- ボス戦後のルーイ落としは呼ぶタイミング、落とすタイミングが全て狙い通り、1発(ドツボにはまると数分ロスもある)
- パパイヤ落としはタテゴトのつっかえ方で少し悪い予感がしたが、運良く落ちた→下段の橋前の2回目のつっかえでリカバリーをする際、運良く3回目で十分右側にずれた(どれくらいずれれば成功なのかは、普段の練習で大体分かる)ので、見切り発車で他リーダーの仕事に移った
- 終了時点でタイムをチラ見したが、ここまでで36分切りはイベントとしては十分いいペース
6日目
- 本番5日前に習得した羽ピクミン増殖バグを使った
- カニが捕食を空振りしたことにより、振り払いが起きて羽ピクミンが犠牲になったが、そのリカバリーは昔使っていたルートから構想を得たもの
- 羽を増やすのは増殖バグ再使用でもよかったかも
7日目
- ブリコの妨害をどうリカバリーしようか考えているときに、レモンとバナナの発掘失敗でルートが狂う
- 現地の解説者が「バクダン岩持ってないって!」と叫ぶものの、タブを開きすぎると配信が不安定になるので音声を出していなかった
- そこからは完全にアドリブでリカバリーするしかなかった
- 本番前から完走重視プレイを配信してきた経験の見せ所
8日目
- マリグモ撃破とカキへの突撃をミスして数分ロスした練習配信があったので、慎重にやった
- テンコチャッピーは細かいミスだが、ヘビガラス1キルなどは順調
9日目
- クマチャッピー爆弾発掘巻き込みが爽快だった 会場の反応も同様でなにより
- スイショウ爆破でキノコにバウンドするルートは3日前くらいに海外プレイヤーの動画で知った
- ケダマグモ戦で爆弾を無くしたら大幅ロスだが、「何をしたらうまく行き、何をしたらうまく行かないのか」が分かるところまで練習したので攻めた
- ブタに焼かれるところは、「ああ、あそこか」という感覚があったので問題なかった。現地に居たら雰囲気にのまれて違った結果になったかも
10日目
- 羽ピクミンの段ボール押しがスムーズ
- マリグモ撃破はミスったら朝からやり直しもあるので慎重にやった
- 壁登りと出口誘導は普段通り
- アメニュウドウは行動運、対処ともにいいパターン。絵の具処理が捗り、回復量が少なかったのが効いてクイックキルに成功
- 10日目の終了時の太陽メーター(08:05)は練習含めてもかなり速い
全体を通して
自宅からのプレイはやはりいつもの環境なのと、場にのまれることが少ないので平常心で臨みやすいメリットはあります。
デメリットはセットアップに手間取る可能性(Discordは筆者の不手際。音声が配信に乗らないように出力を0にしたのを失念して通話をしてしまった)、タブを開きすぎて映像が乱れる可能性(※)など。
※事前に可能な限りタスクマネージャーで不要なタスクキルをしたり、配信テストでOKをもらっていたものの、本番は何が起こるかわかりません
完走後
解説者との打ち合わせのとおり、エンディングから結果画面までをノーカットで映し、タイトル画面に戻ったら終了。
4万人の前でのプレイでしたが、ただのデジタル数字だと割り切っていたため、思ったより緊張はしませんでした。
プレイ中はゲームに集中しておりましたが、終わった後は「幸せな達成感とやり切った疲労感」という感覚でした。
セットアップに時間がかかった分、予定タイムより速く終わらせて次の人にバトンをつなぎました。
後で見返しながら思いましたが、解説者や現地の方、視聴者が暖かかったです。
今後について
ピクミンシリーズが選ばれること自体が毎回ではないので、次出られるとしたら1,2年後だと思いますので、それまでに日々動画作成や配信を無理のない範囲で行いたいと思います。
また、今後出ることになった場合、セットアップや画質を考えると、現地に行くことも考えたいと思います。
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