英検1級の効率のいい得点戦略をまとめてみた【ライティングが重要です】

筆者はすでに英検1級をクリアしていますが、先日改めて色々調べていたら感覚的に英検1級のスコア算出の傾向がつかめてきました。

 

本記事では、各セクションごとの力配分に迷っている人のために、

・英検1級でどのセクションでどれくらい正解すれば合格が見えてくるか

・どのセクションを重点的にやればいいのか

 

を書きます。

概要

英検1級の合否は2020年1月時点で、CSEスコアによって決まります。1次試験はR, W, Lでそれぞれ850点満点で、合計で2028以上なら1次試験合格です。

つまり、各セクションで平均676のCSEスコアならOKです。

 

2次試験の面接はCSEスコアが602以上ならクリアです。

CSEスコア合格ラインを満たす正解率と、1問あたりの伸び率

リーディング 全41問

語彙(21)+熟語(4) 25問

空所補充(3×2)+長文(3+3+4) 16問

 

すべての1問が同じ重み。長文も単語も同じ1問分と考慮されます。

 

この事実はかなり大きいです。長文と単語でかかる時間は段違いですがこれが現実。

 

リーディングは、約7割(29問)でCSEスコアが670-685くらい。

正解率7割前後では1問ごとにCSEスコアが約5点変動します。

また、正解率85%あたりを境に伸び率が急増するようです。

ライティング 全32点

内容 (8)+構成 (8)+語彙 (8)+文法 (8)

 

ライティングは、約7割(23点)でCSEスコアが670-685くらい。

正解率7割前後では1点分ごとになんとCSEスコアが約18点も変動します。

一言でいうと、1点分の重みが他のセクションに比べてかなり大きいです。

リスニング 全27問

会話(10)+論説(2×5)+リアルライフ(5)+インタビュー(2)

すべての1問が同じ重みです。

 

リスニングは、約7割(19問)でCSEスコアが670-685くらい。

正解率7割前後では1問ごとにCSEスコア約9点変動します。

また、ライティングと同じく、正解率85%あたりを境に伸び率が急増するようです。

スピーキング 全40点

Short Speech (10)+Interaction (10)+Grammer and vocabulary (10)+Pronunciation (10)

 

スピーキングは、65%前後の正解率でCSEスコアのボーダーライン602前後。7割ならほぼ合格といった印象。ちなみに、1点当たりCSEスコアは5くらい伸びます。満点近くとってもCSEスコア850には遠いという特殊な算出方法です。

スピーキングの採点方法が1-5点×面接委員2人分の通信簿方式だとすると(本当にそうかは不明)、平均で3.5点くらいを取れれば1級だろうと合格できます。

 

また、A日程なら約27点、B日程なら約25点くらいかそれ以上という噂、つまりB日程のほうが有利なのではという噂もありますが、得点決定方法やTOPICの選定などが不明なのでよく分かりません。

まとめ

合格ボーダーラインの目安 合格ライン前後での1問あたりのCSEスコアの伸び 備考
リーディング 7割前後 約5点 85%以上から伸び率が大きくなる。

単語と長文は配点が同じ

ライティング 7割~ 約18点 7割前後での1点で伸び率が非常に大きい。

英検1級がライティングゲーと言われる理由

リスニング 7割前後 約9点 85%以上から伸び率が大きくなる。

満点近くの伸び率がすごい

スピーキング 65%前後 約5点 他のセクションより低めに出る。

満点近くでの伸び率がすさまじい

 

1点(1問)の重みだと

ライティング > リスニング > 単語 > 長文

の順で大切だと思います。

 

単語に比べて時間のかかる長文の重みが少ない感じもします。

(単語は時間かからないのと、ライティングでも使うので価値はあります)

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