TOEICで900点以上を手っ取り早くとるには?効率の良い得点戦略をまとめてみた

TOEICで900点というのは1つの大きなマイルストーンだと思います。

 

僕は4回連続で900点越え(930, 935, 950, 925)を達成していますが、900点超えにはある種の戦略、攻略法が存在するものと確信しています。

 

そこで、本記事では僕の経験から、効率よく900点以上を取るための個人的な得点戦略を書きます。

TOEICの得点算出方法

TOEICでは、正解数等に基づいて算出されるパーセンタイル(下位に全体の何%の受験者がいるか)によってスコアが決められます

 

次の表のように、同じパーセンタイルならばリスニングのほうがリーディングよりも高いスコアが出やすいです。

パーセンタイルと得点の関係(大雑把に)

僕が今まで受けたテストの結果から書いています。空欄は僕が取ったことのないパーセンタイル。

回が違うのであれですが、参考までに。

パーセンタイル リスニング リーディング
97 495
96 455
95 485 450
94 480 440-445
93 475
87 410
85 450 405
84 400
81 440

 

リスニングの点の取りやすさ、リーディングの点の取りにくさがよく分かります。

 

リスニングとリーディングで同じ実力(パーセンタイル)なら、リスニングのほうが約40点くらい高くなる、ということです。

 

つまり、リスニングとリーディングの能力バランスがいい人は、L 470、R 430くらいの割合が一番効率が良いと考えられます。パーセンタイルだと共に92%くらい。

 

ちなみに、リスニングで満点とるにはだいたいパーセンタイル97以上、つまり上位3%に入ればいいです。リーディングは99以上ないと満点取れないです。テストの難易度でかなり変わりますが、ミス数換算ではLは3-5問前後くらい、Rは1-2問前後くらいまでなら間違えても満点になったりします。

TOEIC 900点に必要な正解率、正解数

個人的には、200問中170-178問正解くらいが900点のボーダーという感覚です。

 

正解数だと、リスニングが86-91問、リーディングで81-85問くらいでそれぞれL 470くらい、R 430くらいになる感覚ですが、詳細は不明です。回によっても結構差が出ます。

 

僕がTOEICの模擬問題集を解くとだいたいLが86-92問、Rが80-92問(←Rは回と集中力などによってかなりズレる)くらいになりますが、それでも本番ではLは475-495、Rは最近だと445-455で推移しています。

単純に仕事終わりで解くので集中力が落ちているだけなのか、模擬問題集が難しめに作られているのか。

 

それはともかく、TOEICで900点以上を目指す人は、模擬問題でできれば175問以上をとれるくらいの力をつけておくといいでしょう。(LとRがよほど偏らない限り、正解数180問までは目指さなくても900はたぶん行けます)

170ちょっとだと若干足りない可能性もあるのでできれば175以上あれば心強いです。

TOEIC 900点以上取るための各パート別目標(主観)

僕はPart 1, 2とPart 5, 6は英語の基本だと思っています。そのため、リスニングは基本のPart 1, 2と応用のPart 3, 4、リーディングは基本のPart 5, 6、応用のPart 7に分けて考えます。

(基本と応用というより、解いてて「軽い」か「重い」か、というパート分けかも)

 

英語力的には、L 470くらい、R 430くらいを目指す場合は基本のPart 1, 2で安定して90%前後(31問中、ミスは3問前後)、Part 5, 6で安定して85%前後(46問中、ミスは7問前後)をとれるようになっていると心強いです。

 

その部分がしっかりしていれば、Part 3, 4, 7を特別対策しなくても多分800台は割と堅いと思います(ただし、800台でもPart 7は最後まで解ききれる、又は塗り絵は5問までにしたいところ)。

 

TOEICの問題は出題パターン、問題パターンがわりと限られていたりするので、問題を多く解くのでもよし、普段からテストにとらわれない英語コンテンツ(英語記事、YouTubeなど)に触れまくって英語のセンスを養うのもよし。

 

Part 1, 2とPart 5, 6という英語の基本がしっかりしていれば、Part 3, 4とPart 7は練習すればどうにでもなります。

リスニング Part 3, 4の攻略法

ここはPart 1, 2と同じくらいの正解率を目指せば大丈夫ですが、テクニックで何とかできる問題も多いです。(詳しくは下のとおり、別記事で)

 

TOEICは試験中にメモを取れないのと、特定の部分を聞き逃してしまったらアウトな問題(ロバートヒルキ氏の本で、「木タイプ」と呼ばれる問題)があるのが特徴です。

 

そのため、リスニング中は音声に対して特に高い集中力が求められます。

 

慣れていないと、リスニング中に答えが分かった時に視線を問題、マークシート、と移してしまい、音声を聞き逃してしまったり、集中力が逃げて行ってしまいます。そのため、リスニング中は集中力を音声に最大限向けるため、視線の方向は問題文と解答選択肢のみにとどめながら、指で解答を記録しておく方法があります。

 

これは僕が考案して別記事に書いた「指折り法」というTOEIC特化型のテクニックです。長いので別記事にします。

 

記事はこちら:TOEICのリスニングで威力を発揮する特化テクニック「指折り法」について

リーディング Part 7の攻略法

ここも、Part 5, 6と同じくらいの正解率をたたき出せれば900超えは現実的になってきます。

 

Part 7は時間があればあるほど正解率は増える性質上、いかにPart 5, 6を速く終わらせてPart 7のために時間を残せるかが大切です。

あと問題演習を多めにやってTOEIC特有のスピードと、必要情報を素早く見つけることに慣れることです。

 

Part 7は54問あるので、1問1分のペースを仮定して最低55分以上は確保したいところ。

ただし、難しい問題や時間のかかる問題(NOT問題など)があるのですべての問題がそのペースで終わるとは限りません。

 

Part 5を7-9分、Part 6を7-9分で終わらせ、残り57-61分でPart 7に入るのがちょうどいいと思います。

 

シングルパッセージが29問、ダブルパッセージが5問×2セット=10問、トリプルパッセージが5問×3セット=15問、計54問ですが、時間配分の目安は

 

シングル29問:25-30分

ダブル 10問:10-12分

トリプル15問:16-18分

 

くらいです。

ただ、上は問題の難易度などによってかなり変わるので、僕はあまりシングル、ダブルトリプルでの時間分けをしていません。あくまで参考程度です。

 

あと、正解選択肢のパラフレーズ(言い換え)と抽象化した言い回しに慣れましょう。

リーディングの自己ベストが455点の僕から言えるのはそれくらいです。

まとめ

・TOEIC 900に必要な正解数は個人的な感覚で大体170-178問くらい。模擬問題で175問以上を取れれば可能性はまあまあある印象です。

・TOEICではLとRで同じ実力ならLのほうがRよりも約40点高くなるので、L 470、R 430の組み合わせがバランス的にはよい

・そのためには、Part 1, 2で90%前後、Part 5, 6で85%前後を目指し、Part 3, 4およびPart 7でそれぞれ同じくらいの正解率を目指しましょう

・リスニングで、Part 1, 2で90%前後が安定して取れる人でPart 3, 4が伸び悩んでいる人は、別記事の中難易度?のテクニックを習得して使いこなすことで克服できる可能性もあるので是非試してみてください:TOEICのリスニングで威力を発揮する特化テクニック「指折り法」について

 

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